まえそのさんちのトライアスロン

「アイアンマンレースを47都道府県で!」そんなチャレンジの行方は。

トライアスロンこそチューブレス

ラソンシーズンも終わり、さあバイク練習だと会社のバイク仲
間を週末ロングライドに誘ってみたものの、付き合ってくれるの
は1人だけだったまえそのさん、
 
 一人でも付き合ってくれる仲間がいてよかったね。
 
さて。
 
まえそのさんちには、ちょいちょいアマゾンさんから色んなものが届きます。
 
もちろん、かなえさんにはこれらを発注した記憶はございません。
 
つい先日はこんなものが届きました。
 
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ロードバイク用のタイヤらしいです。
 
 
正直、興味のないかなえさんからしたら、
パッと見ではそれが何なのかすらわからんのです。
 
 
宮古島決戦用らしいです。
 
まあまあ、いいお値段です。
 
タイヤ一つとっても色んな値段設定がありますが、何が違うんでしょう。
 
まず、ロードバイクのタイヤには大きく分けて3種類あるんだそうです。
 
・クリンチャータイヤ
 
チューブラタイヤ
 
チューブレスタイヤ
 
 
何が違うかっていうと一番の違いはタイヤの中にチューブが入っているかいないか。
 
「クリンチャー」はタイヤの内側にチューブが入っているやつで、自転車用として最も一般的なタイヤです。
 
 
「チューブラ」

っていうのはチューブとタイヤが一体になった構造をしていて頑丈で、軽くて、よく転がるので主にレース用として普及しています。そもそもレース用に作られているのでそれ用のホイールもタイヤ自体もべらぼう高いことが多いです。
 
 
そして、今回まえそのさんが購入したのが
 
チューブレスタイヤ
 
これは自動車やオートバイと全く同じ構造なんですね。
 
「タイヤのみ」をホイールに取り付けます。
 
クリンチャー、チューブラとの一番大きな違いはまさにそこで、

 

「空気の密閉をチューブでなく、タイヤでしている」
 
自動車やオートバイははるか昔にほぼ全てでチューブレスが採用されてきたにも関わらず自転車には採用されてこなかった。
 
それも「空気の密閉」の難しさにあったようです。
 
自転車の細いホイールとタイヤでは「空気の密閉」が難しいよう。

そしてメンテナンスが大変だと。
 
ふむふむ。
 
では、なぜまえそのさんはそんな「チューブレス」を選択したのか。
 
 
1.安全
2.耐パンク性
3.転がり抵抗が小さい
4.乗り心地いい
 
なんだそう。
一つづついきましょう。
 
まず、
 
1.なぜ安全なのか
 
最も一般的なクリンチャーとの差で示していきます。
 
クリンチャーの場合、中のチューブで空気圧を保っています。
そのチューブの圧があってこそホイールからタイヤが外れないようになっています。
 
そのため、パンク時にチューブの空気が一気に抜けると同時にタ
イヤがホイールから外れてしまう危険があります。チューブは空気が一気に抜けるんですね。ここ重要です。
 
 
特に峠道の下り坂のカーブのように高車速+コーナーGでタイヤへのストレスが高い時が危険です。そんな時にタイヤ外れたら大参事になります。
 
 
そして、チューブはタイヤの中で外圧によって変形します。
 
分かりやすいのは歩道の縁石を自転車で乗り上げる時、タイヤと一緒に凹んでいるのが分かると思います。特に空気圧が低い時。
 
この時、チューブとホイールのリムが接触してパンクすることがあります。いわゆる
 
「リム打ちパンク」
 
クリンチャーのパンクの要因の多くはこのパンクです。
 
 
つまりは外からの衝撃に弱くて、パンクした時に落車の危険性が高いのがクリンチャー。
 
 
では
 
チューブレスはというと、
 
そもそもチューブがないので「リムうち」でのパンクが心配いりません。(理屈的には0ではないですが)
 
そして、パンクしてもホイールから外れる危険が少ないです。
 
自動車、オートバイもパンクしても簡単には外れないですよね。
 
なのでパンクしても制動できる余裕が生まれるので落車せずに止まれる。
 
この安全性がチューブレスの一番の魅力なんだそうです。
 
次に、
 
なぜ、耐パンク性が高いのか
 
一つは先ほどあった、リムうちの心配がないということ。
それに加えてチューブレスでは
 
「シーラント」
 
という半液体の怪しいものをタイヤの中に注入して使用します。
 
この「シーラント」
 
とても優れもので、もしパンクした場合は内側から空いた穴を塞いでくれます。
 
基本的には多少のパンクなら走り続けられるってことです。
(パンク自体に気づかないって方が正しい)
 
 
そして
 
3.転がり抵抗が小さい
 
これもチューブがないことが全てです。転がる対象がタイヤとチューブ⇒タイヤに減りますのでその分抵抗は減ります。
 
 
最後、
 
4.乗り心地がいい
 
これも1.2.3.と繋がります。
チューブが入っていると「リム打ちパンク」が心配なので空気圧を高くしないといけません。
 
空気圧が高いとごつごつ感が出て乗り味が悪いです。
 
繰り返しになりますがチューブレスはチューブがないのです。
 
つまり、
 
空気圧を下げれる⇒ごつごつ感が減る⇒乗り心地がいい
 
って具合。
 
いいことばっかりですね。
 
なんで主流にならないんでしょう。
 
 
流通が少ない。
なんだかんだでメンテナンスが大変。
 
 
未だタイヤも、ホイールも一般的には程遠い状態。
 
タイヤはめるのが大変、外すのも大変、シーラント入れたら掃除も大変、ちゃんとはめないと空気漏れする。
 
 
というのが巷の悪評のようです。
 
まえそのさんいわくですが、
 
「ちゃんとやれば」
 
問題ないようです。
 
 
最近は性能も上がって、扱いやすさもかなり向上していると。
 
 
 
そういえばかなえさんの自転車もいつの間にやらチューブレスに
なってました。
 
 
「事故率下げれることをしない理由ないっしょ!」
 
ってことらしいです。
 
知らないとこでやってるとこがなかなか優しいですね。
 
「安全はお金で高められますが、命はお金で買えません。」
 
これが一番の理由です。